
カレッジから大学に編入したいけどどうしたらいいのか分からない…
今回は、そんな悩みに少しでもこたえられるかと思い、2022年にカナダのカレッジからオーストラリアの大学に編入した際の体験を書くことにしました。
編入先の選定方法や編入までの大まか流れ、単位移行の手続きなどをまとめましたので、海外カレッジからの大学編入に興味がある人は是非参考にしてみてください。
カナダのカレッジからオーストラリアの大学に編入するまでの流れ

僕は、2022年に2019年から2年間通っていたカナダのFanshawe collegeから、提携校であるオーストラリアはブリズベンにあるGriffith Universityに編入しました。
2023年3月同大学を卒業し、今はカナダで暮らしています。
導入でもお伝えした通り、今回は当時を振り返りながら何をしたか書いていくのですが、実際のところ編入までの過程は各大学・カレッジによって変わるため、今日紹介する内容が全てのケースに当てはまるわけではありませんのでそこだけご了承ください。
編入するに至った理由
まず、そもそも私が編入を決断した一番の理由は日本での高卒+Marketing Diploma資格だけでは自分のやりたいことができないと感じたからです。
私がカナダで2年間いろいろと就職活動してみて感じたのは、海外でマーケティングの仕事をするうえで大卒資格はかなり重要だということでした。
というのも、応募条件で大卒以上と指定する仕事があまりにたくさんあり、せっかく興味のある仕事があっても学歴だけで門前払いされてしまうからです。
また、他の留学生も出身国での大卒資格+カナダでのDiplomaのような方がほとんどで、悲しいですが学歴を重視されると日本での高卒+Diplomaの私では到底かないません。
それに加えて、私自身まだマーケティングという教科を仕事にできるほどに学べていないのも確かに感じていました。
これらの経緯から、やりたい仕事にアプライするための大卒資格という入場券を得るため、また足りていない知識を限りある時間の中でさらに学ぶために編入という選択をすることにしました。
構想から編入先入学までの時系列
構想から実際に編入先のオーストラリアにいくまで約1年3カ月掛かりました。
ざっくりと当時のタイムラインをまとめると以下のようになります。
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 29/Jan/2021 | 編入を考えていることを両親に相談 |
| –/Feb/2021 | ①編入先選定開始 |
| –/Feb/2021 | 進学先候補を3つに絞る |
| 20/Mar/2021 | 絞った3つの大学の出願条件を満たすIELTSスコアを取得 |
| 19/May/2021 | Griffith Universityに決定。単位移行手続き方法を担当エージェントに問い合わせる。 |
| 31/May/2021 | ②単位移行の出願 |
| 27/Jul/2021 | 単位移行完了の通知を受ける |
| –/Aug/2021 | カナダのFanshawe College卒業 |
| 25/Oct/2021 | 日本に帰国。隔離後に実家へ帰宅。 |
| 01/Oct/2021 | 初回学費の支払い、オファーアクセプトの書類提出 |
| 14/Oct/2021 | ビザ申請の準備開始 (残高証明・GTE等) |
| 03/Dec/2021 | 入学許可証(COE)が発行される |
| 09/Dec/2021 | 学生ビザ申請完了 |
| 13/Dec/2021 | 学生ビザ取得 |
| 1/Mar/2022 | オーストラリアへ渡航 |
単位認定は割と時間のかかるプロセスで、僕の場合は申請から認定までに丸々2カ月掛かりました。そして、国をまたいだのもあり、カレッジ卒業後から編入までに7カ月のギャップがありました。
次に編入先の選定作業と単位移行時の手続きについて詳しく書いていきたいと思います。
全くの我流なので参考になるかは分かりませんが、何をどうしたらいいかさっぱりという方は見てみてください。
①編入先の情報収集・選定作業
まず編入先を探すうえで一番最初に取り掛かるであろう情報収集です。
私の場合、選定の最初の段階では生活費も学費も安い日本の大学に編入することも選択肢として考えていましたが、編入難易度、単位移行の難しさ、英語圏の大学で勉強した方が今後より自分のやりたいことに取り組みやすいということもあり英語圏をベースで探しました。
英語圏の編入先を探すにあたり、主に以下の方法で情報を入手しました。
- 興味のある学校に直接メール。
- 通っているカレッジの編入提携校リストを参照。
- 編入のための提携校ではないが、交換留学の提携校になっている学校に直接連絡。
- カレッジが主催する編入希望者イベントに参加する
- ONTransfer等の編入サイトをチェックする
これらの方法で調べる中で、単位をほぼ確実に移行でき、情報量も豊富で、学校のバックアップもしっかりと受けることができる、カレッジが提携している大学がリスクが少なく編入できるという結論に至りました。
そして、いくつかの提携校大学をリストアップし、それぞれのアプライ条件、取れる単位数、学費などを調べていきました。
この際に、たくさんの情報を扱う編入の選定作業どのように整理したらよいか、また家族共有したらよいか困る方もいるかと思いますが、個人的にはGoogleのスプレッドシートが以下の理由でおすすめです。
- Googleアカウントがあればだれでも使える。
- アプリをダウンロードしなくてもネットさえあれば開ける。
- 同時編集が可能。
- 自動で保存されるので使いやすい。
- 無料

時差が14時間もあると中々話し合う時間が取れないなかでも、簡単に進捗状況を確認できたので助かりました。
下の画像が実際に僕が使っていたスプレッドシートのファイルです。
自分の行きたい大学をリストアップして、費用や入学・卒業時期、移行できる単位数などをまとめていました。

その後、学校が編入希望者に対して行っているイベントに参加して、習うことができるコースの詳細をさらに詳しく調べたり、Facebookの学校グループに参加したりRedditなどで現地学生の声を聞くなどで情報を集めて最終的に3校に絞りました。
この時点でどの選択肢に行くにもIELTS6.5が必要だとわかったのでIELTSを再受験し必要スコアを取得しました。
そして、以下図のように個人的に考慮すべき条件をいくつかリストアップしてランク付けをし点数をつけて最終的に行くべき大学を決定しました。


大した評価基準ではありませんが、僕なりに合理的に判断しようと頑張りました笑
日本の大学に編入することは可能なのか?
結論からいうと海外の短期大学卒業者(Associate degree 保持者)であれば可能性があります。
私自身リサーチをする中で、日本の大学にも直接連絡をしてみたのですが、以下のような返事をくださる大学も確かにありました。
”日本国籍を有しており、海外の短期大学を卒業であれば、編入学入試に出願可能です。
また、単位の読み替えにあたり、修得単位が記載された成績証明書の提出が必要となります。
つまり、卒業予定の海外の短期大学が、単位制の大学であることも確認頂く必要があります。”
つまりは条件さえ満たせば、海外の短期大学から日本の大学の編入は可能ではあるということです。
文部科学省のサイトを見ても外国の短期大学卒業者は確かに編入資格はあるようです。。
短期大学(外国の短期大学及び、我が国における、外国の短期大学相当として指定された学校(文部科学大臣指定外国大学(短期大学相当)日本校)を含む。)を卒業した者(法第108条第7項)
文部科学省より引用
ですが、ネットで調べると出願条件は大学によって異なるうえ人数も限られており、且つ編入試験を受けるためにも勉強が必要だったりと難易度はかなり高いかと思われます。
また、Associate degree(準学士)は短期大学を卒業するともらえるものであり、私がいたような職業訓練校のカレッジの2年制プログラムでもらえるDiplomaの保持者を短期大学卒業者とみなされるかは分かりかねます。
何にせよ、受け入れる日本側の大学にとってもイレギュラーな案件なので、興味がある方は直接連絡するに限ると思います。
編入先選定時にやっておいて良かったこと。
- 予算作成と上限設定
留学はとにかくお金が掛かりますから先に自分で集めることができる資金の額を調べて上限を設定し、ネットで調べることのできる学費(Tuition fee)や生活費(Living expense)と比較をし、経済的に実現可能か調べておくことをオススメします。
生活費を調べらるサイト
- Facebook groupやRedditをつかって現地学生の声を聞く。
Facebook groupでは現地の学生の声をそのまま聴くことができるので非常に便利でした。例を挙げると、現地でのルームシェアの値段が知れたりだとか、カレッジのイベント情報、コースの愚痴や評判なども聞けて良い選定の判断材料になります。
同様にRedditも現地学生の情報を探るのにおすすめです。
②単位移行の手続き
僕のカレッジの単位移行は、Griffith Universityが公式に提携しているエージェントの、オーストラリア留学センターさん経由でさせていただきました。
レスポンスも早く、情報も正確で最終的には欲しかった単位数を全て交換することができました。
注意点として、単位認定の費用は大学やエージェントによって変わることだけ覚えておく必要があります。
僕のGriffith Universityへの単位認定に関しては、オーストラリア留学センターさんが無料でやってくださいましたが、候補にあったあるベルギーの大学からは$150程の手数料が掛かるといわれました。

編入での単位移行はトラブルが起きやすいですし、もし単位移行できなかった場合には何千ドルも払ってまたその単位を取らないといけなくなるので、エージェントなど利用できる会社がある場合には、多少お金が掛かってもプロに任せた方が良いと思います。
次に、単位移行で必要になったものです。
- 卒業証明書*
- 成績証明書
- パスポート
- 入学条件を満たしたIELTSの成績表
- シラバス(各カリキュラムの詳細)
*僕が、単位移行を開始した時点では2年間のプログラムの内の学科は終わっていたのですが、Co-opをあと1学期分行う必要があったので卒業証明書が準備できず、卒業証明書の代わりに入学許可証+すべての学科科目の成績表にて単位認定してもらいました。
シラバスの入手方法ですが、私のいたカレッジではシラバス専用ページが用意されており、各プログラムごとに10ページにもわたる各教科のシラバスをダウンロードできるようなシステムになっていました。
そして、申請から2カ月後に無事オーストラリアでの1年半の単位になる120単位が無事取得できたのでした。
編入するにあたって行った事
- 市の学生ローン返済開始時期の延期申請
私は、地元の市から学生ローンを借りていたのですが、留学を延長するにあたり学生ローンの支払い開始時期を延期できるか問い合わせたところ大丈夫とのことだったので、市役所でオーストラリア留学の大学を卒業する2023年8月(卒業の1ヵ月後)まで延長させてもらいました。
日本学生支援機構の奨学金においても返還期限猶予を申請することは可能なので、必要な方は一度問い合わせしてみることをオススメします。
まとめ・雑談
今回は、カナダのカレッジからオーストラリアの大学への編入についてのまとめでした。
やったことを書き綴っただけなので、何の役にも立たなかったかも知れませんが、少しでも不安の解消なっていたら幸いです。
今回この記事で掛かれていることの他に編入について質問がある方はTwitterよりご連絡いただければ話わかる範囲で答えさせていただきます。。
お読みいただきありがとうございました。



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