
Fanshawe College(ファンショーカレッジ)ってどんなカレッジなの?
そんな疑問を持っている方におすすめの記事です。
今回は、カナダのオンタリオ州に位置し、高い就職率とバラエティ溢れる豊富なプログラムで有名なFanshawe Collegeが、留学生にとってどんなカレッジなのか、そして学費や日本人はどれくらいいるのかなど気になるところを実際にFanshwe Collegeに留学していた私が経験談を踏まえながら書いていきたいと思います。
これからFanshwe Collegeに留学したいと感じている方、どんなカレッジなのか知りたい方是非参考にしてみてください。
Fanshawe College(ファンショーカレッジ)ってどんな学校?

Fanshawe Collegeの基本情報
Fanshawe College(ファンショーカレッジ)は、カナダはオンタリオ州にあるロンドン市にメインキャンパスを置く公立コミュニティカレッジで、21,000人のフルタイム学生を含む計43,000人の学生を毎年受け入れています。
2023年現在、200種類を超えるプログラムを提供しており、オンタリオでも有数の大型カレッジで、卒業後6か月内での就職率においても86.7%と高く、オンタリオの平均である83.4%を上回っているのも高い評価を受けている理由の一つです。
また、Fanshawe Collegeに付属のESL(語学学校)があり、Fanshwe Collegeが規定する英語力を満たせばIETLS等の英語試験を受けずとも入学できるという独自のシステムを持っています。
ちなみに、呼び方にはファンシャーウやファンショーとありますが、Fanshawe College公式の日本人向けページにはファンショーとの記載があるので、ファンショーで間違いないかと思われます。
入学に必要な英語力
以下が2023年時点での入学するために必要な英語力です。
| TEST | Diploma & Certificate | Degree |
|---|---|---|
| TOEFL iBT | 79 | 88 |
| IELTS Academic | Overall 6.0且つ、各パート5.5以上 | Overall 6.5且つ、各パート6.0以上 |
| CAEL | Overall 60且つ、各パート50以上、そしてリスニングは80以上 | Overall 70且つ、各パート60以上、そしてリスニングは80以上 |
| PTE Academic | 53 | 59 |
| Cambridge English | Overall 169且つ、各パート162以上 | Overall 176且つ、各パート169以上 |
| ESL4/GAP5 | レベル8修了 (成績80%以上)、 レベル9修了 (成績70%以上)、 レベル10修了 | レベル9修了 (成績80%以上)、 レベル10修了 (成績75%以上) |
| Duolingo | Overall 105, 且つ、各パート85以上 | Overall 115, 各パート95以上 |
Dental Hygiene (DHY3), Magnetic Resonance Imaging (MRI1)などの一部医療系プログラムに関しては別の入学条件がありますのでご注意ください。
日本人の割合
現在、Fanshawe Collegeの留学生の割合は全体の25%と言われています。
では、この中にいったいどれほどの日本人がいるのでしょうか?
具体的な数字は発表されていないので何とも言えませんが、僕や周りの友達の経験からすると日本人留学生かなり少ないと思われます。
実際に、留学生25%の内の半数以上がインドや中国からの留学生が占めているという状況で、2019年から2021年まで、実際にFanshwe CollegeでDiplomaを取っていた僕ですが、僕が留学中にカレッジで出会った日本人留学生は2人のみでした。

僕のいたマーケティングプログラムで日本人とクラスが同じになることは2年間一度もなかったです笑
学費
ファンショーカレッジの各プログラムの学費はTuition feesのページにまとめてあります。2023年から23年のいくつかまとめてみると以下のようになります。
| プログラム | 1学期目の学費 |
|---|---|
| Business-Accounting | 7,894.35 |
| Business ‐ Finance | 7,844.35 |
| Hospitality (Co‐op) | 8,210.64 |
| Fashion Design (Co‐op) | 8,385.64 |
| Practical Nursing | 9,729.35 |
2年制のDiplomaの場合、4学期でプログラムが組まれているので表にある1学期当たりの学費の4倍の値段が大体のプログラムの料金です。
基本的にはビジネス系のプログラムは各学期約8000ドル掛かります。
ただ、Co-opなどの就労体験がついたプログラムに関しては他より値段が高くなり、医療系のコースも日本同様高めの学費になっています。
学費に何が含まれているかなどが気になる方は、別記事のFanshawe college(ファンショーカレッジ)の学費ってどれくらいかかるの?読んでみてください。
入学時期と期間
| 秋学期 | 9月から12月 |
| 冬学期 | 1月から4月 |
| 夏学期-夏休み | 5月から8月 |
ファンショーカレッジでは2023年現在3学期制をとっています。特に順番があるというわけではなくFall 2023やWinter 2024といった感じに季節ごと区分しており、秋学期にも冬学期にも新入生が入ってきます。
5月から始まる夏学期は基本的に夏休みとなっているのでほとんど学生がアルバイトに勤しんだり、故郷に帰ったりしています。
フルタイム学生のスケジュールの例
各コースの時間枠は、基本的には事前に決定しているため、渡されたスケジュールに沿って授業を受けることになります。
そのため、自分で各コースの時間を設定する必要は全くなく、学費の支払いが完了していくらか時間が経つとスケジュールがWebadvisorという学校のシステムにて見えるようになります。
下の画像は、僕が実際に受けていた2学期目の授業のスケジュールです。

学期末に行われる最終試験などは土日になることがたまにありますが、基本的に授業が行われるのは月~金曜日で、スケジュールによっては平日にも休みができたりします。
ただ、授業数に関してはプログラムによって変わるため、マーケティングのプログラムより授業数が多いプログラムも多々あります。
Fanshawe Collegeで使われている学習プラットフォームと、評価基準について
コース情報などへのアクセス方法
Fanshawe Collegeでは主に2つのプラットフォームを利用します。
Fanshawe Online
Fanshawe Onlineは、Fanshawe Collegeで使用されているオンラインプラットフォームです。
このプラットフォームを通じて、学生は授業の情報や教材にアクセスし、試験を受けたり宿題を提出したりすることができます。
授業関連のすべての活動は、Fanshawe Online上で行われます。また、学生はコースの進行状況を追跡し、先生やキャリアアドバイザーとコミュニケーションを取るためにもこのプラットフォームを利用します。
Webadvisor
Webadvisorは、自分の個人情報や、学費の支払い情報、現在のプログラムの日程表などを確認できる場所です。
単位のシステム
僕のいたビジネス系のDiplomaでは、取らないといけないコースがきまっているため、大学ほど自由度はないものの、各コースをパスさえできればまず単位に関して問題を感じることはないかと思います。
実際に、僕のいたマーケティング学科のLevel3の必須コースを見てみると以下のようになっており、計6コースとなっています。これらを順々にとってさえいれば、必要な単位は全て取れていることになります。
クレジットユニットはコースに規定された特定の時間数を意味していて、評定の際にはより大きい比重になります。詳しく下で説明していきます。
| コースコード | コース名 | クレジットユニット |
|---|---|---|
| COMM-3020 | Professional Communication | 3 |
| MKTG-3033 | Advertising: Emerging & Traditional | 4 |
| MKTG-3007 | Selling Fundamentals | 4 |
| MKTG-1055 | Marketing Metrics | 3 |
| COMP-1413 | Adobe Suite for Business | 3 |
| 以下のリストの中から一つ選ぶ | ||
| MGMT-1209 | Corporate Social Responsibility & Ethics | 3 |
| INNV-1001 | Innovation Applications | 3 |
| ECON-1005 | Economics 2 | 3 |
こういった各プログラムのコース詳細はプログラムのページの”Courses”というページから見ることができます。

自分で単位の計算やコース選定などしなくていいのはラクですよね。
評価システムとGPAの算出方法
| 評定 | グレード | 点数 |
|---|---|---|
| A+ | 90-100 | 4.2 |
| A | 80-89 | 4.0 |
| B+ | 75-79 | 3.5 |
| B | 70-74 | 3.0 |
| C+ | 65-69 | 2.5 |
| C | 60-64 | 2.0 |
| D+ | 55-59 | 1.5 |
| D | 50-54 | 1.0 |
| F | 0-49 | 1 |
成績などは100点満点のうちいくら点数を取れたかを基準にGradeとGrade pointが付けられます。
そして、最終的な評定であるGPAの算出方法には、右端のGrade pointsとユニットクレジットという各コースの時間数によって決められる数字を使います。
簡単に式にすると
総グレードポイント(評定別ポイント×クレジットユニット)÷総クレジットユニット
です。
例を挙げると
| 科目 | 評定(点数) | クレジットユニット | グレードポイント |
|---|---|---|---|
| 数学 | A+(4.2) | 3.0 | 12.6 |
| 国語 | B∔(3.5) | 4.0 | 14 |
| 世界史 | A+(4.0) | 2.0 | 8 |
| 合計 | 9 | 34.6 |
この場合は、総グレードポイントの34.6を総クレジットポイントの9で割りGPAの3.85が算出できます。
ここで気を付けるとよいのは、AとA+では点数に0.2にしか差がないこと、また上の数学と国語のグレードポイントを見てもらうと分かるように、クレジットユニットの大きいコースで高い点を取った方が小さいコースでAを取るより合計のGPAにプラスに作用することです。
つまりは、
- A評定をA+にするよりもCをC+、B+をAにした方が全体のGPAにプラスに作用する。
- クレジットユニットの大きいコースは何が何でもいい点を取る
ことが大事です。
卒業生が感じるFanshawe College留学のメリット・デメリット
メリット
- 英語をとことん鍛えられる環境
Fanshawe Collegeはとにかく日本人が少ないので、英語オンリーのコミュニケーションが機会が増え、結果として英語力が鍛えられます。
僕自身、カナダで留学している間にIELTSが6.0から7.0まで上がり、リスニングに至っては6.0から8.5まで上がりました。
この理由として、自分で英語を使ってコミュニケーションをしなければいけないという環境下だったことが一番に挙げられると思います。
- 自然豊かでのどかな環境
一応ロンドン市は人口40万を超えるオンタリオ州でも6番目に大きく、カナダでも15番目に大きい都市なのですが、観光都市ではなくそこまで他方から来る人もいないからか実態は結構のんびりとした住みやすい街です。
また、フォレストシティと呼ばれるだけあって、街は緑にあふれて公園などにもアクセスしやすいのが特徴で、秋などは紅葉したメープル(日本で言うカエデ)が街を彩ります。
毎週のようにイベントがあるトロントのような派手さはロンドンにはありませんが、地に足のついた”住む”町であるロンドンは、勉強に集中したい学生にとってはピッタリの街だと思います。
- 無料で使用できる施設が充実している
Fanshawe Collegeには、設備の整ったジムや、体育館、スイミングプールがあるのですが、ファンショーカレッジの学生だとこういった施設を無料で使うことができます。
また、通学で使うバスもFanshwe Collegeで学生であれば無料で市内のどこでも利用することができるので、交通費にお金をかけずとも生活できます。

無料というよりは学費に含まれているという表現が正しいのですが、一般料金よりかなり安い値段で利用できているのが事実です。
- 留学生向けサービスが充実している
Fanshawe Collegeは留学生にとって役立つサービスをたくさん提供してくれています。
僕が実際利用してみて良かったと思ったのは、レジュメの添削サービス、英会話教室、ビザ申請サポートサービスです。
留学生しかにないであろうニーズにもしっかりと対応してくれるので、留学生で且つ同国籍が少ない僕のような日本人留学生でもスムーズにビザ手続きなどを行い、安心して勉強に集中することができました。
- 街全体が留学生フレンドリー
ロンドンにはFanshawe Collegeの他にもWestern Universityという大きな大学があり、町全体にたくさんの留学生がいます。
そのせいか、銀行や役所で手続きする際でも留学生慣れしているスタッフがほとんどで、つたない英語でも親身に対応してくれます。
- 家賃がトロントなどと比べると安い
これは僕がロンドンを選んだ理由の一つなのですが、ロンドンは家賃が都会より安く、僕が学生をしていた2019~2021年時点では月$500でも割とちゃんとしたシェアハウスの一人部屋に住むことができました。
ちなみに、Fanshawe Collegeには寮もあるのですが、そちらが気になる方は別記事にまとめてありますのでこちらからご確認ください。

コロナ禍でも仕事なしで何とか暮らせたのは、家賃が安かったからだと思います。
デメリット
- 日本人スタッフ、日本人学生がほとんどいない
上でも説明してある通り、Fanshawe Collegeにはほとんど日本人留学生がいないのが現状です。そのため、何か困ったことがあれば、英語を使って自ら解決していくほか術がありません。
そういった環境が、英語力を伸ばすきっかけになったのは間違いないですが、英語も拙くカレッジのシステムもわからなかった入学初期は、正直かなりしんどかったです。
- 何かとお金が掛かる
上記にて無料で使えるたくさんの施設があると言いましたが、お金も払わないと使えないサービスもあり、駐車場やプリントサービス、校内にあるロッカーを借りる場合は自分でお金を払わないと利用できません。
また、授業によっては一冊$100近くする教科書や授業で使う電卓などのを機械を購入する必要があったりするので、学費以外でもなんだかんだお金が掛かります。

これに関しては、どのカレッジに行っても同じかもしれません…
- 日本人留学生にとってアルバイトを見つけるのが大変
2023年時点、日本人が経営している日本食レストランはほとんどないので、他の留学生とはれるだけの英語力がないとアルバイトをさがすのに苦労するかと思います。
Fanshawe Collegeはこんな人におすすめ
これらの情報を踏まえて、Fanshwe Collegeは以下のような人にオススメだと感じます。
- 厳しい環境に身を置いて英語を鍛えながら留学したい
- 生活費が安いところで暮らしたい
- 都会よりは郊外ののんびりしたところで留学したい
まとめ&雑談
今回はオンタリオ州のロンドンにあるFanshawe Collegeの紹介でした。
短くまとめるならば、Fanshwe Collegeでの留学は、自分が育った文化とは違う異国文化を味わいながら勉強するという元来の留学を良くも悪くも堪能できる留学だと思います。
僕自身、Fanshwe College留学はしんどいことも多々あったとはいえ、楽しいことの方がたくさんありましたし、何より人間的に成長するきっかけになったと感じています。
Fanshawe Colllegeでなくロンドンについて知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。
何か困ったことがあれば、わかる範囲でお答えしますのでTwitterにてDMくださいね!
読んでいただきありがとうございました。



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